無添加住宅の家づくりでは、壁や床、キッチンなどの大きな素材だけでなく、扉や家具に付く「取手」にもこだわることで、住まい全体の雰囲気が変わります。

特に無垢材や漆喰、天然石を取り入れた空間では、取手の素材やデザインがインテリアの印象を左右します。この記事では、無添加住宅に似合う取手の特徴や、キッチン・収納などで選ぶときのポイントを紹介します。

無添加住宅の取手は素材との相性が大切

無添加住宅の魅力は、木や漆喰、天然石などの自然素材を生かした空間です。そのため、取手を選ぶときも、単体のデザインだけでなく、周囲の素材とのバランスを考えることが大切です。

無垢材には木や真鍮の取手が似合う

無垢材を使った扉や家具には、木製や真鍮製の取手がよく馴染みます。

木製の取手なら、素材の統一感が出やすく、柔らかな印象になります。一方、真鍮は時間の経過によって色や風合いが変化するため、無垢材との組み合わせにも適しています。

無添加住宅のように経年変化を楽しむ家では、使い込むほど味わいが増す素材を選ぶのも一つの方法です。

漆喰の壁にはシンプルな取手が似合う

漆喰の壁は、凹凸のある自然な表情が魅力です。

そのため、取手まで装飾性の強いものを選ぶより、シンプルなデザインを合わせることで、漆喰や木材の質感を引き立てやすくなります。

白い漆喰と木製建具の組み合わせなら、真鍮やアイアンなどの取手をアクセントにする方法もあります。

取手は小さなパーツですが、毎日目にする場所だからこそ、素材感を意識して選ぶと空間全体がまとまりやすくなります。

天然石のキッチンにも取手を合わせる

無添加住宅のキッチンでは、天然石の天板と無垢材のキャビネットを組み合わせるスタイルも魅力です。

このようなキッチンでは、取手も重要なアクセントになります。

例えば、天然石の重厚感に真鍮やアイアンの取手を合わせると、素材のコントラストが生まれます。反対に、木製の取手を選べば、よりナチュラルで温かみのある印象に仕上げやすくなります。

無添加住宅で取手を選ぶときのポイント

取手は見た目だけでなく、毎日何度も触れる部分です。デザインと同時に、握りやすさや使いやすさも確認しておきましょう。

見た目だけでなく握りやすさを確認する

キッチンや収納の扉は、毎日のように開け閉めします。

そのため、取手を選ぶときは写真やカタログだけで決めず、実際に握ってみることが大切です。

取手の大きさや形によって、指のかかり方は変わります。手が濡れている状態でキッチンを使うことも考えると、デザインだけでなく操作性も確認しておきたいポイントです。

キッチンは掃除のしやすさも考える

キッチンの取手は、油や調味料などの汚れが付きやすい場所です。

細かな装飾が多い取手は雰囲気がある一方、形状によっては掃除に手間がかかる場合があります。

無添加住宅のキッチンで自然素材の美しさを楽しみたい場合は、天板やキャビネットだけでなく、取手も含めて「長くきれいに使えるか」という視点で選ぶとよいでしょう。

家全体で取手の雰囲気をそろえる

キッチンだけでなく、洗面台や収納、造作家具などにも取手が付く場合があります。

すべてを同じ取手にする必要はありませんが、素材や色味をそろえると、家全体に統一感が生まれます。

例えば、キッチンに真鍮の取手を使うなら、洗面台や家具の一部にも真鍮の金物を取り入れると、さりげなく統一されたインテリアになります。

無添加住宅の取手は経年変化も楽しもう

自然素材を使った住宅では、時間が経つことで素材の表情が変わっていきます。取手も素材によっては、使い込むほど色や風合いが変化します。

真鍮は時間とともに表情が変わる

真鍮は、使い始めの明るい色から、徐々に落ち着いた色合いへ変化していく素材です。

新品の状態を維持することだけを目的とせず、暮らしの中で少しずつ変化していくことを楽しめるのが魅力です。

無垢材や漆喰など、時間とともに味わいが増す素材との相性もよいでしょう。

「新品の状態」だけを基準にしない

無添加住宅のような自然素材の家では、傷や色の変化を完全になくすことよりも、素材の変化を楽しむという考え方があります。

取手についても同じように、使い始めのデザインだけでなく、数年後にどのような表情になるのかを考えて選んでみるとよいでしょう。

毎日触れる小さなパーツだからこそ、年月を重ねたときに愛着を持てる取手を選ぶことが大切です。

まとめ

無添加住宅の取手を選ぶときは、単に「おしゃれなもの」を選ぶのではなく、家全体の素材との相性を考えることがポイントです。

特に、

  • 無垢材には木製や真鍮の取手
  • 漆喰にはシンプルなデザイン
  • 天然石のキッチンには真鍮やアイアンなどの素材
  • 毎日使う場所では握りやすさや掃除のしやすさ

を意識すると、自然素材の魅力を生かしやすくなります。

取手は小さな部品ですが、毎日触れるからこそ、使い勝手と素材感の両方を大切にしたい部分です。無添加住宅の家づくりでは、キッチンや家具だけでなく、こうした細かなパーツまでこだわって、自分らしい住まいをつくってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

竹下 幸穂

まだまだ住宅について勉強中ですが、お客様に寄り添った対応ができるよう、一生懸命頑張っています。

保育士・幼稚園教諭としての知識を活かし、子育て世代に寄り添った住まいづくりを提案してまいります。

保有資格:
・保育士
・幼稚園教諭一種免許状

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